Arcol 


アーコル

 

翼の生えた小柄な狼に良く似た、広く太い尻尾をもつ四足有翼獣、と言ってよいだろう。 遥かなる過去、魔法実験により生み出されたとされるこの幻獣は、 寒冷な地域、特に山岳や岩山、荒野を中心に棲息している。

 

翼はふさふさとした羽根に覆われているが、その翼を具えていても長時間は飛べず、跳躍を助ける働きしか持たない。 そして、尻尾で舵をとってはいるものの、その翼の自重により走る姿もおかしなものだ。

 

その知能も習性も狼と良く似ており、数体の群れで狩りをする。 月明かりの元で行われるその狩りの不幸な犠牲者は、翼の跳躍によって頭上から襲われ、鋭い牙で何体ものアーコルに噛み付かれ、最後には喉元を捉えられてしまうだろう。

 

 

幻獣 / 合成獣

 

 

「走る姿も飛ぶ姿も不恰好な奴の姿は笑えるな」
「お前はあの獣より遅いし、ましてや飛べやしないだろ」

 

 

 


モンスター帳

 

 

 

 



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